G6 サエングサストラー 寧実

「朝日新聞 若い世代 掲載作品(2018年3月30日付)

家庭科の授業、羨ましい

私が通っているインター校には家庭科の授業がない。日本の小学校で過ごした時、家庭科の授業はとても大事だと思った。洗濯や料理、裁縫をきちんとしたやり方で習うと毎日の生活にとても役に立つ。授業でオレンジパフェや、カレーパンを作ったり、自分の靴下を洗ったり、色々なものを縫ったりした。
しかし今は裁縫はもう昔のものだという人やミシンを使わない人も多い。でも自分でやってみると楽しい。お母さんのためにマカロンの形をした針山を作ったことがある。自分で作ったものは店で買うよりもっと大切にする。
お料理もきちんと習った上で自分でできると便利だ。好きな味に調節し、栄養を考えるのは大変だけれど楽しい。包丁などの正しい使い方も知らないと危ない。
私は家庭科の授業がない学校に通っているので家庭科の授業がある日本の学校が羨ましい。

G6 サエングサストラー 寧実

「朝日新聞 若い世代 掲載作品(2018年3月30日付)

家庭科の授業、羨ましい

私が通っているインター校には家庭科の授業がない。日本の小学校で過ごした時、家庭科の授業はとても大事だと思った。洗濯や料理、裁縫をきちんとしたやり方で習うと毎日の生活にとても役に立つ。授業でオレンジパフェや、カレーパンを作ったり、自分の靴下を洗ったり、色々なものを縫ったりした。
しかし今は裁縫はもう昔のものだという人やミシンを使わない人も多い。でも自分でやってみると楽しい。お母さんのためにマカロンの形をした針山を作ったことがある。自分で作ったものは店で買うよりもっと大切にする。
お料理もきちんと習った上で自分でできると便利だ。好きな味に調節し、栄養を考えるのは大変だけれど楽しい。包丁などの正しい使い方も知らないと危ない。
私は家庭科の授業がない学校に通っているので家庭科の授業がある日本の学校が羨ましい。

高校生 武者祐衣(タイ 16)

朝日新聞 声欄掲載 (2017年11月4日付)

「デジタル授業で思考力が育つか」

日本の学校で授業のデジタル化が進んでいることをニュースで知った。教科書の代わりに生徒一人一人がタブレット端末を使い、たとえば立体図形などの授業で活用されているという。  確かに、素早く理解するには有用な方法だ。しかし、頭の中に図形を思い浮かべて考える訓練も必要なのではないか。その方が、将来の役に立つ理解力を養えるように思う。  米国の大学の実験で、文字を手書きする方がタイピングするより脳が活発に働くことが分かったという。別の実験では、手書きの方が着想が豊かになり授業内容を記憶に留める効果も高かったそうだ。新しいテクノロジーに頼るのは、必ずしも良いことばかりではないのだろう。  私の学校は授業でコンピューターを使うが、答えを画面に表示する前に必ず議論する時間を持つ。深く考える力を育てようとしているのだと思う。  これから必要とされるのは、新しいアイデアを出し、社会や国の進歩のために貢献できる人だ。そのためには、むやみにデジタル授業を採り入れるのではなく、思考力や想像力を育てる教育を強化することが先だと思うが、どうだろうか。

高校生 武者祐衣(タイ 16)

朝日新聞 声欄掲載 (2017年11月4日付)

「デジタル授業で思考力が育つか」

日本の学校で授業のデジタル化が進んでいることをニュースで知った。教科書の代わりに生徒一人一人がタブレット端末を使い、たとえば立体図形などの授業で活用されているという。  確かに、素早く理解するには有用な方法だ。しかし、頭の中に図形を思い浮かべて考える訓練も必要なのではないか。その方が、将来の役に立つ理解力を養えるように思う。  米国の大学の実験で、文字を手書きする方がタイピングするより脳が活発に働くことが分かったという。別の実験では、手書きの方が着想が豊かになり授業内容を記憶に留める効果も高かったそうだ。新しいテクノロジーに頼るのは、必ずしも良いことばかりではないのだろう。  私の学校は授業でコンピューターを使うが、答えを画面に表示する前に必ず議論する時間を持つ。深く考える力を育てようとしているのだと思う。  これから必要とされるのは、新しいアイデアを出し、社会や国の進歩のために貢献できる人だ。そのためには、むやみにデジタル授業を採り入れるのではなく、思考力や想像力を育てる教育を強化することが先だと思うが、どうだろうか。

高校生 後藤舞衣(タイ 16)

朝日新聞 声欄掲載 (2017年11月24日付)

「校則 協調性か場の適応性か」

一年前に転入したタイのインター校で一年間過ごし一番驚いたのは日本の学校との校則の違いだ。日本で通っていた学校では髪が肩より伸びると結び、スカート丈は膝までという規定があり、髪の染色、装飾品を身につけるのは禁止されていた。
それに対し現在通っているインター校では髪を染めている生徒もおり、ピアスやチョーカーなどを身につけている。規則として決められているのはビーチサンダル、鼻のピアスの禁止などである。学校が違うと校則がこのように変わるのだと思った。
では規則とは何だろう。辞書には「規制、人の守るべき準則」とある。争いごとが起きないよう、問題を解決できるように規則は作られた。公平性と秩序のためである。
学校ではどうだろう。学校は大きな集団であるが故、秩序のための校則が必要であるが、それ以前に学校は教育の場である。髪の長さ、色についての規則は、生徒の異質性を防ぐという校則から、日本の学校は協調性を教育しているのがわかる。対してインター校ではビーチサンダルの着用禁止など、場の適応性を教育している。
校則によって学校が何を目指しているのかがわかる。なぜその規則を守る必要があるのか、「規則だから」と簡単にまとめられては納得ができない。作られた目的や目指すものを理解できれば守る意義を見出せると思う。

高校生 後藤舞衣(タイ 16)

朝日新聞 声欄掲載 (2017年11月24日付)

「校則 協調性か場の適応性か」

一年前に転入したタイのインター校で一年間過ごし一番驚いたのは日本の学校との校則の違いだ。日本で通っていた学校では髪が肩より伸びると結び、スカート丈は膝までという規定があり、髪の染色、装飾品を身につけるのは禁止されていた。
それに対し現在通っているインター校では髪を染めている生徒もおり、ピアスやチョーカーなどを身につけている。規則として決められているのはビーチサンダル、鼻のピアスの禁止などである。学校が違うと校則がこのように変わるのだと思った。
では規則とは何だろう。辞書には「規制、人の守るべき準則」とある。争いごとが起きないよう、問題を解決できるように規則は作られた。公平性と秩序のためである。
学校ではどうだろう。学校は大きな集団であるが故、秩序のための校則が必要であるが、それ以前に学校は教育の場である。髪の長さ、色についての規則は、生徒の異質性を防ぐという校則から、日本の学校は協調性を教育しているのがわかる。対してインター校ではビーチサンダルの着用禁止など、場の適応性を教育している。
校則によって学校が何を目指しているのかがわかる。なぜその規則を守る必要があるのか、「規則だから」と簡単にまとめられては納得ができない。作られた目的や目指すものを理解できれば守る意義を見出せると思う。